この問いが検索されるのは、たいてい二つの別々の瞬間です。ひとつは、ひどい会議のあった木曜の夜。もうひとつは、何も決定的に悪くはなかったのに何ひとつ合っていなかった一年の終わり。前者に必要なのは週末で、後者に必要なのは答えです。以下のほとんどは、その二つを見分けるための材料です。取り違えたときの代償は両方向に出ます —— ひと月の不調でまともな職場を捨てる人もいれば、毎週なんとか生き延びられたという理由だけで十年を過ごす人もいます。
だいたい何が起きているか
顔のついた悪い時期。 上司、案件、組織改編。仕事そのものは変わっておらず、変数がひとつだけ動いて、それが大きな音を立てている。原因が特定できる不調は原因が消えると終わります。問題は、それまで持つかどうかです。その上司が半年で異動すると分かっているかどうかで、決断はまるで別物になります。
仕事は問題ないのに、形が自分と合っていない。 退職面談で挙げられるようなことは何も起きていません。ただ、自分の中で一番動く部分 —— つくること、人に会うこと、調べること、組み立てること —— を使っていない。理由らしく聞こえないので、いちばん名指しされにくい種類の不一致です。
手に入らないものが、ここでは手に入らないと分かった。 伸びない場所での成長、手順を見せろと言う上司の下での自律、誰の役に立つのか言えない仕事での貢献。一度ならず言葉にして伝え、前向きな返事をもらい、それで何も動かなかった。これは悪い時期ではなく、その職場が何であるかについての情報です。
燃え尽きていて、いちばん近くにある仕事のせいにしている。 週末まで灰色で、好きだったものまで平らになっているなら、辞めても戻りません。消耗は職場が空にしたものとは限らず、空の状態で下した決断が良かった例はほとんどありません。
今夜できること
- いつからかを日付で書く。 三か月未満なら、原因が動いているかどうかを見る時間がまだあります。一年を超えているなら、もう知っています。
- 退職の理由を一文で書いてみる。 不満の箇条書きになるなら、それは悪い時期です。「ここでは手に入らないもの」が一文で出てくるなら、それが本当の理由で、次に探すべきものでもあります。
- 今夜は何もしない。 望んだより一週間遅く辞めて後悔した人はほとんどいません。悪い木曜の夜に送ったメールを後悔した人はたくさんいます。
どちらにも立たないために
日本語でこの決断を語るとき、二つの物語が両側から引っ張ります。片方は「三年は我慢するもの」、もう片方は「合わない場所からは早く出るべき」。どちらも、目の前の人の事情を見ていません。
数字の側を正確にしておくと、令和4年3月卒の大卒者の三年以内離職率は33.8%で、前年から1.1ポイント下がりました。ただ全体の平均より意味があるのは内訳のほうです。従業員1,000人以上の事業所では27.0%、5人未満では57.5%。宿泊・飲食サービス業では55.4%。同じ「三年」が、業種と規模によって二倍違う難度で課されているということです。三年で辞めた人が根性のない人だという読み方も、三年いた人が我慢強い人だという読み方も、この分散の前では成立しません。
同時に、辞めることを勇ましい話にするのも正確ではありません。転職で賃金が上がった人は40.5%、下がった人が29.4%、変わらない人が28.4%(令和6年雇用動向調査)。六割は上がっていない。 辞めるかどうかは損得の計算では決まらず、何を取りに行くかで決まります。
何によって変わるか
辞めたい理由は、ほとんどの場合「いちばん大事にしているものが満たされていない」という形をしています。そして人は、それを飢えさせている職場の内側からは名指しできません。成長が要る人は仕事を「退屈」と呼び、自律が要る人は上司を「やりにくい」と呼び、貢献が要る人は仕事を「意味がない」と言います。三つとも違う問題で、次に行くべき場所も三つとも違います。
日本語の価値観リストには、この名指しをさらに難しくする語もあります —— 「安定」と「やりがい」。どちらも一語で二つのことを指していて、働く価値観の項がその分け方を扱っています。順位を先に出しておくと、この問いは四分で片がつく種類の問いになります。