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誠実性

意図が、どれだけ確かに完了した行動になるか。

C in OCEAN

こう表記されることも: dependability · constraint

誠実性が測るもの

誠実性は、秩序立っていて、頼りになり、自己規律があろうとする傾向を測ります。即興より計画、始めるより終える、そして動く前に結果を量る。五つの特性のうち、高く出ていちばん一貫して役に立つものであり、性格研究が持つ「汎用の予測因子」にいちばん近いものです。

研究されたほぼすべての職業で職務成績を予測し、学業成績も、そして寿命さえ予測します。最後のものは、死亡率研究に登場するほど頑健です。仕組みは不思議でも何でもありません。誠実性の高い人は、積み上がる退屈なことを、より多くやります。

日本語でこの因子を読むときの最初の障害は、訳語そのものです。「誠実性」と書かれていれば、嘘をつかない、不正をしない、人を裏切らない——そういう道徳的な性質として読むのが自然で、実際そう読まれています。しかし conscientiousness が測っているのは計画性と自己規律であって、正直さの指標ではありません。同じ因子は日本語の尺度によって「勤勉性」「統制性」とも訳されていて、測っているものに近いのはむしろそちらです。誠実性が低いと出た人は、不誠実なのではなく、締め切りの前日に動く人です。

誠実性が高い

スコアの高い人は計画し、終え、やり遂げます。未完了の約束を、開けたままにしておくと何かを支払わされる開いたループとして経験します。それが信頼性を生みます。

どう見えるか

  • ·期限より前にやる
  • ·守るのが不都合な約束を守る
  • ·準備なしの即興が居心地悪い
  • ·ストレスを生き延びる仕組みと習慣
  • ·散らかりが本当に気を散らす

誠実性が低い

スコアの低い人は柔軟で、即興的で、物事を開いたままにしておくことに居心地よくいられます。構造のある環境では本物の代償を伴い、構造のない環境では本物の利点になります。そこでは、粘る力より、嘆かずに方向を変えられる力のほうが効くからです。

どう見えるか

  • ·本当の締め切りを相手にするとき、いちばんうまくやる
  • ·筋が通らなくなった計画を捨てるのが平気
  • ·即興がうまい
  • ·うまくいっているルーティンにさえ抵抗する
  • ·終えた企てより、始めた企てのほうが多い

六つのファセット

自己効力感

自分の有能さへの自信

秩序性

構造と整頓への好み

実直さ

義務に置く重み

達成追求

高い基準へ向かう駆動

自己規律

興味が尽きた先も続ける力

慎重さ

動く前の熟慮

恋愛関係での誠実性

誠実性が予測するのは、関係の満足度より関係の安定です。誠実性の高いパートナーは去る確率が低く、言ったことをやる確率が高い。ずれのあるペアの摩擦は、価値観についてであることはめったにありません。時間、整頓、そして計画が約束なのか提案なのか。それが千の小さな場面でくり返されます。ここでも訳語に注意が要ります。相手の誠実性が低いという結果は、相手を信用できないという意味ではなく、予定が予定として扱われないという意味です。

仕事での誠実性

職業上の利点がいちばん広い特性です。研究されたほぼすべての役割で成績を予測し、それは異例のことで、しかもよく再現されています。日本の採用の適性検査でこの種の尺度が高く出ることは有利に働きやすく、そのため「高いほど良い」という読み方が強化されます。研究の側から言えるのは、広い範囲で有利だが無条件ではない、ということです。非常に高い誠実性と低い開放性が組み合わさると硬直を生み、本当に新規性のある仕事では、それが規律の稼ぎより高くつきます。

変わるのか?

誠実性は、他のどの特性よりも確実に加齢とともに上がり、二十代前半から四十代にかけていちばん急に上がります。心理学者はこれを成熟原理と呼び、意図に関わらずほとんど誰にでも起こります。

意図的な変化にいちばんよく応答する特性でもあります。大部分は、いちばん行動的な特性だからです。効く介入は動機づけ的なものではなく構造的なものです。誠実な行動のほうを楽にする、仕組み・環境・約束。

よくある誤解

  • ·「誠実性」は正直さの尺度ではありません。日本語でこの因子がいちばん誤解されるのは、訳語のせいです。測っているのは、計画を立てる・期限を守る・衝動を抑えるといった性質で、嘘をつかないかどうかではありません。誠実性が低い人が不誠実だという含意は、この因子のどこにもありません。嘘をつかない傾向にいちばん近いのは、どちらかといえば協調性の「道義」のほうです。
  • ·人格の点数でもありません。高く出た人が立派で、低く出た人が未熟だ、という尺度ではありません。非常に高い誠実性と低い開放性は硬直を生み、曖昧な仕事ではそれが本物の代償になります。
  • ·エニアグラムのタイプ1と同じではありません。1は「善くあること」を軸に組み立てられていて、誠実性は秩序性とやり遂げることについてのものです。1でも中程度に出る人はたくさんいます。
  • ·その人がどれだけ懸命に働くかの尺度でもありません。測っているのは、努力がどれだけ確かに完成した産出になるかで、それは別の量です。

よくある質問

「誠実性」は正直さのことですか?

違います。これは conscientiousness の訳語で、測っているのは計画性・秩序性・自己規律です。正直さや道徳性の指標ではありません。日本語の尺度では「勤勉性」「統制性」と訳されることもあり、そちらのほうが中身に近い語です。

心理学でいう誠実性とは何ですか?

秩序立っていて、頼りになり、自己規律があろうとする傾向です。計画し、粘り、結果を考える。ビッグファイブの一つで、職務成績を予測する単一の性格因子としてはいちばん強いものです。

誠実性はビッグファイブでいちばん重要な特性ですか?

いちばん広く役に立つ特性です。研究されたほぼすべての職業での成績に加えて、学業成績と寿命も予測します。ここまで一貫してそうする特性は他にありません。

誠実性は高められますか?

はい。意図的な努力にいちばんよく応答する特性です。効くのは構造的なやり方——誠実な行動が既定になるように環境を変えること——であって、もっと頑張ろうと決意することではありません。

誠実性が低いとはどういう意味ですか?

構造より柔軟さを好むということです。信頼性に報いる環境では代償になり、素早く方向を変えることに報いる環境では助けになります。人として信用できないという意味ではありません。

五つすべてで自分がどこにいるかを見る

ビッグファイブの結果はパーセンタイルで、100点満点の点数でも偏差値でもありません。ある特性で70パーセンタイルにいるとは、規準集団の70%より高いという意味です。その特性を70%持っているという意味ではなく、偏差値70という意味でもありません——偏差値70は上位2%ほどで、70パーセンタイルは偏差値でいえば55前後です。