四つの名前 —— 安定型、不安型、回避型、恐れ・回避型 —— は、ある測定の通俗版です。そして測定のほうが名前より使えます。分類の下には独立した二つのつまみがあり、自分について知りたいことのほとんどは、四つの箱のどれに近いかではなく、二つのつまみがどこにあるかの中にあります。
日本語でもう一つ。訳語の「愛着」は、物にも使えます —— この鞄には愛着がある。だから語感が「情が移る」のほうへ寄り、近さを求める仕組みではなく好きの強さとして読まれやすい。測っているのは好きの強さではありません。離れているときに何が起きるか、です。「愛着障害」という別の語が何と混ざっているかは回避型のいわゆる治し方に整理してあります。
四つの名前の下にある二つのつまみ
愛着不安は、距離がどれだけ高くつくか。ここが高いと、返信の遅れは遅れではなく天気の変化で、他の何より先に解消されないといけません。口調に気づく。読み返す。すぐ直しにいき、すぐ謝り、すぐ自分のせいだと仮定します。
愛着回避は、近さがどれだけ高くつくか。ここが高いと、頼られることが圧に感じられ、知られることが露出に感じられる。自分で処理するのは意地ではなく、渡すことに体感できる値段があるからです。本当に平気で、そして誰も扉を見つけられません。
四つの名前はただの象限です。両方低いのが安定型で、多数派で、聞こえるほど面白くありません —— 対立が危険ではなく不快、という程度の意味です。不安が高く回避が低いのが不安型。不安が低く回避が高いのが回避型。両方高いのが恐れ・回避型で、いちばん小さい群で、名前がいちばん下手に描いている群です。近さを強く求めて耐えられない人は、他の二つの混合のようには振る舞いません。二つのペダルに両足を乗せた人のように振る舞います。
だから「私の愛着スタイルは何か」は、少しだけ間違った問いです。箱が一つではなく、つまみが二つ。
今夜できる五つの自己観察
どれも、内省一時間より価値があります。信じていることではなくしていることについての観察だからです。
- こじれた翌日の24時間。 追いますか、それとも平らになって黙りますか。どちらであれ自動的にやっていて、それが自分についていちばん診断的な一点です。
- 良い知らせをどうするか。 誰に、どれくらい早く言いますか。回避が高い人はよく、丸一日楽しんだあとで誰かに言うという発想が出てきたことに気づきます。冷たさではありません。自己完結の習慣で、言い争いより鮮明にここに出ます。
- 返事の来ていないメッセージ。 一時間そのままにして、頭が何をするか見る。筋書きを組み立てますか。送ったこと自体を忘れるほど別のことへ行きますか。どちらも答えです。
- 元恋人の話し方。 研究用の道具がいちばん気にする一点です。平らで短く、感じよくまとめられていて中身が無い要約も、何年も経ってまだ熱い長い説明も、内容より多くを語ります。
- いつもより近くなったとき何が起きるか。 悪くなったときではなく、近くなったとき。良すぎた週末、刺さった褒め言葉。そのあと数日が軽くなるか、重くなるかを見る。
自己観察が効かなくなる場所
二つあって、自分の答えを信じる前に知っておく価値があります。
一つめ。回避は構造上、静かです。 捕まえられる感情を作りません。感情を「何かを要求する水準」より下に保つことが機能の全部だからです。回避が高い人はしばしば自分を安定型だと報告し、嘘をついていません。内側からは、低い苦痛と低い苦痛は区別がつきません。
二つめ。いまの相手が交絡します。 愛着は傾向であって定数ではなく、一部は関係ごとです。同じ人が、安定した相手とは明らかに安定して、気まぐれな相手とは明らかに不安になります。注意の来方が読めない相手といま一緒なら、ほとんど誰でも不安が高く出ますし、その点数は特性ではなく状況を描いています。今月ではなく、複数の関係を通しての自分で答えてください。どれだけが関係のほうに属するかは実際に測られていて、四つの名前が示唆するより大きな数字です —— ある人といるときだけ安定する理由。
何で決まるか
二つのつまみが両方低いか、はっきり片方だけなら、上の五つの観察から名前を言えますし、それ以上は要りません。測る理由は、きれいに出ない場合のほうです —— 両方高い、片方が高くもう片方が曖昧、どの関係を思い浮かべるかで答えが変わる。
その場合は、きれいな四象限図が示唆するよりずっと多く、しかも助言がいちばん食い違う場合です。不安型への修正と回避型への修正は互いに矛盾するので、象限を取り違えると、効くことの逆をやることになります。12問を両方のつまみで採点するほうが、自分について正直に考える午後より良い道具です。読みが出たあとの次の問いはたいてい「これは一生ものか」で、それには別の答えがあります。