連絡したくなるとき、たいてい理由がセットで付いてきます。誕生日、曲、向こうが笑いそうな話、まだ置いたままの物。理由はたいてい本物です。そして、送りたい理由ではないことも、たいてい本物です。
日本語だと、ここで「けじめ」という語が出てきます。便利な語ですが、一つ癖がある。けじめは気持ちの整理ではなく外形の手続きを指します。だから「けじめをつけていない」と感じている人は、実際には気持ちが片づいていないのに、手続きの不足として自分を責めている。連絡は手続きを一つ足しますが、片づけるのは気持ちのほうではありません。
四つのうちどれか
その人がいないのが寂しい。 当たり前で、人間的で、関係を再開すべきという意味ではありません。長く一緒にいた相手がいなくなれば寂しい。それは時間の量の目盛りで、相性の目盛りではない。
求められていたことが恋しくて、最後にそうしてくれたのがその人だった。 特定の形をした孤独です。ここは気づいておく価値がある —— 相手は代役で、どんな返事でもよく、そしてどんな返事も、理由があって閉じたものを開けます。友人と過ごす一晩のほうが、送信よりよく効きます。
本当に終わっていない用がある。 しなかった会話、こちらが負っている謝罪、事務的な件。これは送っていい。短く、昼間に、一つだけ頼んで、探りを入れない形で。
扉がまだ開いているか試したい。 いちばん正直で、いちばん認めたくない版です。もしこれなら、軽い文面で横から確かめにいくのをやめて、正面から自分に聞く —— 復縁したいのか。そして、今度は違うと言えるだけの何かが変わったのか。 何も変わっていないなら、扉が開いていることは朗報ではありません。
今夜やること
- 今夜は送らない。どうしてもならメモ帳に書く。時間を置くのは規則ではなく濾過で、大半の文面は濾過を通りません。
- 明日まだ残っていたら、四つのどれかを決める。送っていいのは三つめだけ、しかも平らな質問の形でだけ。
- 四つめなら、相手に何か言う前に、本当の一文を自分に向けて声に出す。
相手の側から連絡が途切れたまま終わった関係 —— 別れたという一語がないまま消えた関係 —— は、別の形をしています。日本語にはその終わり方に自然消滅という一語があり、一語あることが手続きの不在をいくらか隠します。
何で決まるか
関係を閉じたら閉じたままにできる人がいます。何か月も扉に手をかけたままで、静かな夜ごとに動いていないか確かめる人もいます。差は弱さではありません。愛着システムが喪失をどう扱うか —— 分離に耐えるのか、分離を取り消そうとし続けるのか —— です。
元恋人に二度以上連絡して二度とも後悔したなら、それはパターンで、パターンは読めます。愛着スタイル診断が測るのは分離の扱い方、つまり次の関係にも付いてくるほうの半分です。