先に一つだけ。初めてで、胸の痛みがあった、腕や顎へ広がった、息苦しさが引かなかった —— どれかに当てはまるなら医療機関で見てもらってください。パニックが考えにくいからではなく、外から見ると二つは似ていて、急ぐのは片方だけだからです。日本では「大したことでもないのに迷惑をかけた」という引け目が受診と救急要請の両方を遅らせます。その遠慮は、この場面では外していい種類のものです。身体の側をいったん見てもらったあとなら、発作には見分けられる形があり、形が問いに答えます。
たいてい起きていること
パニックだった。 決め手は曲線です。速く上がり、おおむね十分以内に最悪点を打ち、そして落ちる —— パニック発作は頂点を保持できません。これがこの現象について知るべき最も有用な一つの事実です。身体の症状が四つ以上そろって来ます。心臓、呼吸、胸、ふらつき、手の感覚、部屋が現実でなくなる感じ。そして考えがあります。たいていは「心臓が止まる」か「完全に自分を失う」のどちらかの形で、これは過剰反応というより、そんな挙動をしている身体に対して脳が出した最善の推測です。
発作ではなく、不安の高潮だった。 上がり方が遅く、はっきりした頂上が無く、高い水準で数時間座り続けられます。激しさは劣りますが、生きるのは往々にして難しい —— 何も解決しないからです。形が違い、することも違います。
身体が、不安でない理由でそれをやった。 過呼吸は古典的な症状のほとんどを単独で作れます。空腹時のカフェイン、動いた甲状腺、低血糖、一部の薬、脈の乱れも同じです。珍しい話ではなく、ページがパニックから選り分けられるものでもありません。医療者ならできて、たいていすぐに済みます。
身体が自分を報告し始めた。 一度起きると注意が内側へ向き、ふつうの信号が警報として読まれます。飛んだ一拍、階段での胸の詰まり。この読み取りは警戒下の内受容の働き方そのもので、そこから始まる循環が、二度目が一度目より早く来ることの理由です。
今夜できること
- 身体が実際に何をしたか、鮮明なうちに書く。どの症状が、どの順で、最悪点まで何分、平らに戻るまで何分。一週間後には誰も正確に覚えていませんし、医療者に渡せるものとしてはこれが最も有用です。
- 上がってきたら、大きく吸うのではなく吐くほうを長くする。速く深い呼吸こそが、ふらつきと手の感覚の大半を作っています。つまり本能が逆を向いています。
- 安全にそうできるなら、起きた場所に居残って過ぎるのを待つ。立ち去ると楽になりますが、その場所に教えてしまったことを後で解く作業が残ります。その回避の反復が、世界を狭くしていく経路です。
- 二度以上あったなら、落ち着いている今のうちに予約を取る。二度目の直後、午前三時に決めるのは、同じ決定のいちばん悪い形です。あれは何だったのかという問いを先に読んでおくと、話が早くなります。
何で決まるか
ひどい一か月の末に一度起きて、あとが続かない。これは非常に多くの人が一生に一度経験して、二度目が来ない出来事です。パターンは別の問いで、そしてパターンにしているのは発作そのものではありません。周りに建てられたもののほうです。着いてすぐ出口を確かめる、高速を使わない、置いていけない水のボトル。この足場は発作そのものより確実に生活を縮め、しかも静かに組み上がります。パニックのチェックは立ち上がりと頻度と、その足場を見ます。足場の寸法のほうが、発作の激しさより多くを言うからです。