人間不信という日本語が何をしているか、そして「信用」と「信頼」がどこで分かれるかは、既に一節ぶん書いてあります。ここではその先、自分がどの型なのかだけを扱います。
判決に聞こえるこの言葉は、実際には三つの別々のものです。そもそも信頼を渡せない人。渡したうえで鷹のように見張る人。誰でも普通に信頼していて、ただ誰も自分に近づけない人。内側からはどれも同じ「身構えている」感じがして、必要なものは違います。
三つのダイヤル
焼かれて、仕組みが高いところに組み直された。 特定の誰かが特定の何かをして、気づくのが遅すぎた部分が、もっと早く気づくように組み替えられた。いまは無いものにも気づきます。いちばんよくある形で、日付が付いていて、名指しに反応します —— これはあの人の話で、目の前の人の話ではない。
見張る。 形式上は信頼を渡していますが、監視付きです。携帯、少し噛み合わなかった話、口調。見張りは消耗します。こちらも、そして見張られている側も —— 何も言われなくても伝わります。これは警戒であって、人を信じられるかどうかとは別のつまみです。
遠くでは平気で、近くで閉じる。 同僚も友人も電車で隣に座った人も普通に信頼している。しないのは、整えていない版の自分を誰かに見せること。それを「プライバシー」と呼んでいます。いちばん静かな形で、いちばん自分では気づかない形です。目に見えて何も壊れないからです。何も入ってこないだけで。
相手が本当に信用に値せず、それをこちらの問題だと言われている。 身構えが正しいことがあります。信頼すべきとされている相手に、一度ではなくパターンとして辻褄の合わないことがあるなら、問題はこちらのものではありません。そして、こちらの行動 —— 誰と会うか、お金をどう使うか、どこにいるか —— を相手が決めにくるなら、話は信頼から支配のほうへ移ります。2024年4月施行の改正DV防止法で、保護命令の対象には自由・名誉・財産に対する加害の告知による脅迫が加わりました。DV相談+(0120-279-889)は24時間です。線の引き方そのものは有害な関係にあります。
今夜やること
- 日付を探す。身構えはいつ始まりましたか。始まりがあるなら原因があり、原因はおそらく、いま身構えている相手ではありません。
- できるかぎり小さい信頼を一回だけ実行する。普段なら一人で処理する本当のことを、一人に一つ話す。危機ではなく、火曜日サイズのことを。何が起きるか見る。
- 見張るタイプなら、一週間だけ見張りを止める —— 信頼としてではなく、実験として。見張りが何をしてくれていたかに気づきます。たいていは、疲れさせること以外は何もしていません。
何で決まるか
三つのうちどれが上がっているかで、効くものが変わります。信頼を渡せない人と、渡したあと監視する人では練習が違い、どちらも「全員を信頼して誰も入れない人」とは違います。自分がどれかは分かっているつもりの人がほとんどで、少なくとも一つのつまみについては外しているのもほとんどです。信頼パターン診断が一つの数字ではなく三つを別々に出すのは、そのためです。
裏切りのあとに、実際に何をすれば戻るのかは嘘のあとの信頼の建て直しのほうにあります。