この問いが中立な場所から打たれることはありません。たいてい、誰かに「ほんと完璧主義だね」と言われた直後です。褒め言葉の調子だったのか、「付き合うのが疲れる」の調子だったのか —— どちらにしても、自分が十五年やってきたのは二つのうちのどちらだったのかが分からなくなります。
日本語ではここに語の問題が一枚挟まります。「丁寧」「きちんとしている」「手を抜かない」は職場でも家でもほぼ無条件の美点で、同じ振る舞いが「神経質」「細かい」に反転する境目は本人からは見えません。だから自己評価の材料が「言われ方」しか残りません。
区別は努力の量の話ではなく、出来上がりの良し悪しの話でもありません。丁寧な人と完璧主義の人は同じ書類を出せます。違うのは基準との関係です。満たしたら手を止める条件なのか、近づくと後退していく線なのか。
たいてい何が違うのか
線が動くか、止まっているか。 丁寧さは先に条件を置きます —— 正確で、読めて、木曜までに出す。条件が満たされれば仕事は終わりです。もう一方には条件がありません。基準が「まだ直っていないところ」で定義されていて、まだ直っていないところは常にあるからです。実務的な見分け方は、何かを終えて「終わった」と感じた経験があるかです。
基準の出どころが仕事か、観客か。 丁寧な人は対象に答えています。橋、帳簿、患者。もう一方は見ている人に答えていて、その人は実在でも合成でもよく、瑕を「人物についての発言」として読みます。だから一つの人生の中で分布が異常に偏ります。判断される余地があるところへ集中するので、三行のメールが四回見直され、誰も読まない書類は一度も見直されません。
瑕が「物の欠陥」か、「自分についての証拠」か。 使える差としてはこれが一番はっきりしていて、ミスが見つかった半秒後に出ます。片方は「直す必要がある」を出します。もう一方は小さく落ちて、それから直して、それから夜十一時に再生します。
片方は着手を止めます。 丁寧な人が遅れることはあっても、ひどい状態で出すことはまずありません。もう一方はファイルを開けないことが頻発します。白紙は間違えようがなく、初稿は間違えられるからです。いちばん大事なものでいちばん止まるのはこの構造です。
丁寧さは選択的に使われ、高くつく版は無差別です。 本当に丁寧な人は、どうでもいい項目には安く、結果が左右される項目には高くつきます。帰結を見ているからです。重みのまったく違う全部に同じ処理が走っているなら、駆動しているのは帰結ではありません。
そして格好のつかない読みが、逆向きに二つ。 どちらの語も当たらないことがあります。その仕事の誤りの代償が本当に高くて、完璧主義と呼ばれているものが単に「評判の悪い有能さ」である場合。そして逆に、「自分は完璧主義なので」が締め切りを落としたことの広報をしている場合。語のこの使い方だけは、請求書が他人に回ります。
今週できること
- 止める条件を、作業中ではなく着手前に書く。「できた」の姿を三文で、まだ落ち着いているうちに決めておく。作業の途中で下される判断は、その時点でいちばん怖がっている部分が下します。
- どうでもいい一件に、品質の上限ではなく時間の上限をつける。四十分で、どんな状態でも手放す。効率の話ではありません。実際に何が起きるかを確かめる話で、その予測はおそらく一度も検証されていません。
- 一週間、見直した回数を数える。手を離れる前に何回読み返したか。多くの人は二度驚きます。回数そのものと、重要度がまるで違う項目のあいだで回数が平らであることに。
- 観客に名前をつける。出せないたびに、誰の読みを阻止しているのかを言ってみる。固有名詞なら扱えます。「みんな」は扱えず、そして「みんな」はたいてい、ずっと前の一人の代理です。
- 基準は残して、判決を落とす。「この原稿はまだ良くない」と「自分はこれが下手だ」は主語の違う別の文で、行動がくっついているのは前者だけです。
何で決まるか
内側から見分けがつかないのは、二つが材料を一つ共有しているからです。高い個人基準はよくあるもので、おおむね無害で、しばしばその人の仕事のいちばん良いところです。これを高くつく版に変えるのは二つめの材料 —— ミスにどれだけの意味を持たせているか —— で、体験としては一つに感じられるのに、測ると素直に分かれます。成分の話と、「健康な完璧主義」という言い方に正当性があるのかという長い論争は、完璧主義の項目にまとめてあります。
だから出力は「はい」か「いいえ」ではありません。この検査は基準の高さと誤りの代償を別の数字で返します。基準が高くて誤りの代償が低い人は、ただの誠実な働き手で、それを何年も謝ってきただけです。組み合わせが逆だったなら、基準を下げても凡庸にはならないが長い版の論証で、失うのが怖いその質は実は怖さに支えられてはいない、という話です。