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タイプ分類の枠組み
MBTI式のタイプ論がうまく測れるものと、うまくいかない部分について。
性格の科学
それは何か
タイプ分類の枠組み——最も有名なのはMBTIです——は、カール・ユングの考え方をもとに、人を離散的なカテゴリーに振り分けます。内向型か外向型か、思考型か感情型か、といった具合です。全部で16のラベルがあり、それぞれに覚えやすい名前と人物像がついています。この枠組みが人気を集めるのも無理はありません。タイプは、ふだんはうまく言葉にしづらい人と人との違いについて、共通の言い回しを与えてくれるのです。
データが示していること
アルファベットの奥にある特性そのものは、確かに実在します。MBTIの「外向性」は、ビッグファイブの外向性と強く相関しています。そして、タイプは語彙として本当に役立ちます。「INTPとESFJではプランの立て方がどう違うか」を話し合うチームは、実際には視点を切り替える練習をしていることが多く、それがきちんと機能するのです。人物像が多くの人の心に響くのも、ありふれた人間のパターンをうまく描き出しているからです。
どこでうまくいかないか
弱点はカテゴリーそのものにあります。ほとんどの人は各次元で中間あたりのスコアになるため、ちょっとした気分の変化だけでアルファベットが入れ替わってしまいます。再テストを行った研究では、数週間のうちに3割から5割の人が別のタイプに変わってしまうことがわかっています。この検査は、学術的な心理測定の専門家によって作られたものではなく、発表される研究で使われることもほとんどありません。だからこそ、私たちのMBTI式テストでは、タイプと並べて4つの次元をパーセンテージで示しています。そして、あなたのタイプは診断ではなく、あくまで会話のきっかけとして受け止めていただきたいのです。
出典
- · McCrae & Costa (1989), Reinterpreting the Myers-Briggs Type Indicator
- · Pittenger (2005), Cautionary comments regarding the MBTI
- · Stein & Swan (2019), Evaluating the validity of Myers-Briggs theory